夏の冷え対策:どうして夏に冷えるの!!
冷えは冬だけの症状ではありません。実に4割の女性が夏に冷えを感じています。
夏の冷えの大きな要因となっているのが利すぎた冷房です。「体が無理なく対応できる1日の温度変化は7度前後とされています。ところが現代の日本の夏は、屋内外の温度差がそれ以上になることがざら。体温を調節する自律神経が混乱し、冷えをもたらします。
そもそも体は、暑いときには体表に近い血管を広げて血流を増やし、熱を逃がすように、逆に寒いときには血管を収縮させて血液を体の深部に集め、熱を逃がさないように働きます。こうした反応をコントロールしているのが自律神経です。ところが、体が対応できる範囲を超えた温度差のある環境にいると、自律神経がうまく機能しなくなります。
寒いと感じたときに収縮した血管が元にもどりにくくなり、「手足の先など体の末端部分だけでなく、お腹や背中などの体幹部まで冷えてしまいます。
筑波技術大学保健科学部保健学科の形井秀一教授は、「本来、日本人の体は四季の変化に適応するようにできているのに、1年中、快適な温度の中で暮らすようになりました。このことも、自律神経がうまく働きにくくなった理由の一つ」と指摘します。
大きすぎる1日の温度変化と、小さすぎる四季の温度変化。人工的に作られた環境が自律神経に負担をかけ、夏なのに冷えるという人を増やしているようです。